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「お前は三慶のことだと本当に何でも聞いてくれるな」
煙草に火を点け、ふっと煙りを吐きながら宥利にふと疑問に思ったことを聞いた
「あれ、云ってなかったっけ?」
「何を?」
「俺、三慶君のこと好きだから」
「…それは聞いた」
「じゃあ付け加えとく。恋愛対象だよ」
あ~…なるほど
「お前、よくさらりと俺に云えたな」
「兄弟から助けをもらえれば願ったり叶ったりだろ?」
助けないぞ
「はぁ。なんか今日三慶を任せるの不安になってきた」
「安心しろよ。三慶君は鈍い」
「…確かに」
自然と笑みが零れた
「まぁ三慶とお前が付き合っても俺はいいけど」
「本当?兄から認めてもらえるなんて嬉しいよ」
「今の仕事は辞めろ」
「…やっぱり?」
「当たり前だろ」
宥利の仕事…
AV男優
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