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Miyoshi―side
母さんのことは正直まったく覚えていない
まぁ当時の歳を考えるとしょうがないけどね
小学二、三年の時かな
俺は親父に違和感を覚えた
というか
―あぁ、俺って愛されてないんだなっ―
って気づいた
母さんの死んだ理由も、クラスの奴らから聞いたぐらいだ
俺は何も教えてもらえていなかった
バカな俺は親父に母さんの死を尋ねた
親父から出てきた言葉は俺を突き刺した
―あいつがまだ小さかったお前をほっとくと思うか?お前はあいつが殺された時、あいつと一緒にいたんだ―
俺はその時から親父とうまくいかなくなった
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