39人が本棚に入れています
本棚に追加
―放課後―
「三慶ー」
「何?芯也」
「マジで迎えどっち?」
「えっとぉ…」
迎えはもう誰かわかってる
なぜならさっきメールがきたからだ
でも、芯也が望んでる人じゃないんだよな~(苦笑
「一斗君?」
「いや」
「怜兄さん?」
「えと…」
芯也の顔がどんどん近づいてくるので俺はそれを避けるように反っていく
「………もしかして、朝雛さん?」
「ぴ、ぴんぽ~ん」
「…………ちっ」
舌打ちした!!
こいつ今舌打ちしたよ!!!?
ちなみに朝雛さんとは一斗兄の唯一の友達で、小学校の時からの付き合いらしい
フルネームは
朝雛宥利(アサヒナユウリ)さん
仕事は教えてくれないがテレビ関係らしい
芯也はなぜか朝雛さんを嫌っている
優しくていい人なのに
「芯也も乗ってく?」
「いい」
そう云って芯也は不機嫌そうに教室から出ていった
―俺も正門行こう…―
最初のコメントを投稿しよう!