よくいる私の話

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考えても意味の無いことだ。殺人鬼といったって人間。人並みの気持ちしか持てないのだろう。 例えば、自分が特別と勘違いしたり、人生に絶望をしてたり、ただ純粋に殺人を楽しんだり。 人それぞれの考え方があるように殺人鬼それぞれの考え方があるのだ。 「はぁ…。つまんないな…」 自分の思考に馬鹿らしさを感じ誰にも聞こえないようにポツリと呟く。 本当につまらない。私と同じ学生たちは楽しくもないのに仲間とつるんでたり、そいつらを従えて楽しんでたり。 正直どうでもいい。どうせ社会に出たらそんなことで一喜一憂してたら疲れちゃうんだから。 もしそんなことで楽しめることが永遠に続くとしたらそれこそ殺人鬼みたいな常人から逸脱した人間になってしまうだろう。
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