【1】目を合わせれば

8/8
前へ
/10ページ
次へ
<2>  翌日。  俺は携帯ショップの前にいた。  そう、つまり携帯を選びに来たのである。    俺はあの後も拒否したのだが、挙句の果てには俺の家まで来ると言い始めたので、しょうがなく行くことに。  まったく、アイツは何がしたいんだ……。  「おまたせ!!」  と、突如高い昨日聞いたばかりの声が聞こえる。  「ああ、やっと来たか」  「ごめんね。でも時間には間に合ったでしょ?」  「ん、まあな」  俺は彼女の私服に目がいってしまった。  その服は、穏やかな花畑が似合いそうな服装であった。    「それじゃ入ろっか」  「お、おう」  何を俺は緊張してるんだ……。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加