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「うわっ!何だよ!」
前のめりになって倒れそうになりながらも、ぐっと踏ん張ると背後の子泣き爺もどきのヤツの首根っこを掴んだ。
「ふざけんなよ拓海、朝っぱらから…」
眉間にシワを寄せてデコピンをした。
「…いっ、ちゃ~い!!ちょっと乗っかっただけじゃん、怒りっぽいんだから琉ちゃんは…」
まったく悪びれずに真っ赤になったおでこをさする。
「毎回驚かされる俺の立場になってみろよ!」
心臓がいくつあっても、もたないと言われ、えへへと笑ってごまかした。
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