第0章 日常

11/14
前へ
/14ページ
次へ
「ねぇ、望」 「…何?」 「今日って最後の授業、数学じゃなかったっけ?」 「あれ…?国語になってるな…」 「あ、なんかね、朝早くに教頭が来て数学消してったみたいだよ?ゆいりが言ってた」 「どうせなら社会消してほしかったなー…」 「何でそう思うんだ?」 「え?だってあの先生怖いじゃん!すぐ怒るし…」 「そうか、瀬戸は俺のことをそんな風におもってるんだな」 あーあ… 「…え?」 「瀬戸、放課後に職員室に来い」 「え!?いや、あの…」 「ドンマイ、亜杜馬!」 「おい!何でお前笑ってんだよ、望!」 「亜杜馬、もう宿題も写さなくていいんじゃない?」 「みよりん、そんなことしたら俺明日も居残りになっちゃうし!」 「亜杜馬、ご愁傷様!」 「瀬戸君お気の毒~…頑張ってね!」 「え…密琉と菜月っちまで」 ガラガラガラッ 「今日は早めにHR始めんぞ!だからとっとと席に着け!」 出た…声だけでも暑苦しい担任 ドカ先生 本名は土井勝志だけど。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加