第0章 日常

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「母さん、おはよ」 「遅い!」 なんだよ。挨拶くらいしろよ… 「おはよう、望!」 「んぁ?おはよ…亜杜馬」 あれ、なんでコイツがいんの? 「何でいんの…?」 「え?早く起きすぎて暇だったから」 …なんじゃそりゃ こっちは低血圧で朝が1番苦痛なのに 「贅沢な悩みだな。俺なんか毎朝大変なのに」 「望、低血圧だもんな」 …知ってたのかコイツ 「知ってるに決まってんじゃん!だって俺ら幼なじみだし」 「お前…読心術使えるようになったのか」 「何言ってんの!?そんなに俺起用じゃないよ!?望が分かりやす過ぎるだけだし!」 「…俺がか?」 「うん」 それは困ったな 「あんた達、もう行かないと遅刻よ?」 「!やっべ!行ってきます!」 「ぉわっ!ちょ、おい望!俺を置いてくな!」
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