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「母さん、おはよ」
「遅い!」
なんだよ。挨拶くらいしろよ…
「おはよう、望!」
「んぁ?おはよ…亜杜馬」
あれ、なんでコイツがいんの?
「何でいんの…?」
「え?早く起きすぎて暇だったから」
…なんじゃそりゃ
こっちは低血圧で朝が1番苦痛なのに
「贅沢な悩みだな。俺なんか毎朝大変なのに」
「望、低血圧だもんな」
…知ってたのかコイツ
「知ってるに決まってんじゃん!だって俺ら幼なじみだし」
「お前…読心術使えるようになったのか」
「何言ってんの!?そんなに俺起用じゃないよ!?望が分かりやす過ぎるだけだし!」
「…俺がか?」
「うん」
それは困ったな
「あんた達、もう行かないと遅刻よ?」
「!やっべ!行ってきます!」
「ぉわっ!ちょ、おい望!俺を置いてくな!」
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