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心配した隣の席の子が保健室に行くって聞いてくれたので僕は頷いてしまった。
「センセー」
勝也君が具合悪いみたいです。
先生の指示で保険委員に連れられて入った保健室はエタノールの臭いがキツくてあんまり居心地は良くなかった。
そそくさと教室に戻るクラスメートを見送ることなく僕はベッドに入る。
「勝也。熱を計っておきな」
保険の先生が体温計を僕に渡す。
渡された体温計を脇に挟む。冷たい金属部分が敏感な脇に触って体が少し縮こまる。
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