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じゃあ、クラスメートや先生は?
もうすでに昨日の時点で正広の存在を消えてしまっていた?
僕だけは正広の事を忘れないでいられた?
そこでハッと気づいた。保健の先生は?
椅子を勢いよく引いたからガタッと大きな音が出たが気にしている余裕はない。
好奇心を背中に受けながら僕は走った。
「先生!!」
走ってきてそのまま扉を開けたから先生も驚いた表情で僕を見る。
「なんだよ勝也。そんなに元気そうな生徒はここに用はないはずだぞ」
「そんなことより正広が……正広が」
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