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アルマは落とした剣を拾おうとしたが、疑問が一つあった。
(確かに金属同士がぶつかった感覚は覚えている。だが、目の前の男は剣どころか何も持ってないじゃないか!)
「わかんねー!って顔してんな。」
(!)
「図星だろ?自慢の一撃を素手の男に弾かれるんだから驚くわな。」
「まさか、本当に素手で・・・」
「最初はその気だったんだがよ?お前がマジすぎるからこっちもちったあ本気出そうかなって。」
「ならどうやって?」
「知りてぇか?しょうがねぇ。」
シュウはそう言うと胸の前に手を伸ばした。
手のひらに光の粒子が集まっていく。
その光はどんどん大きくなり、白銀に輝く槍になった。
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