第二節 絆と力

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アルマは落とした剣を拾おうとしたが、疑問が一つあった。 (確かに金属同士がぶつかった感覚は覚えている。だが、目の前の男は剣どころか何も持ってないじゃないか!) 「わかんねー!って顔してんな。」 (!) 「図星だろ?自慢の一撃を素手の男に弾かれるんだから驚くわな。」 「まさか、本当に素手で・・・」 「最初はその気だったんだがよ?お前がマジすぎるからこっちもちったあ本気出そうかなって。」 「ならどうやって?」 「知りてぇか?しょうがねぇ。」 シュウはそう言うと胸の前に手を伸ばした。 手のひらに光の粒子が集まっていく。 その光はどんどん大きくなり、白銀に輝く槍になった。
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