第一節 刀と人

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そこには、無数の矢と傷を負った一人の骸があった。 「ご、主人・・・様?」 少女は骸に触れる。 冷たい感覚が指先から伝わる。 あぁ、もう生きてはいないだろう。 分かっているはずなのに。 少女はその骸から離れようとしない。 「ご主人様・・・うぅっ。」 少女は涙を流し骸にすがる。 そこに 「まだ敵がいるぞー!!」 「こっちだー!!」 少女は向かってくる敵の兵隊を睨んだ。そして・・・・・・ 闇の年、刀人の消息が消えた。
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