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そこには、無数の矢と傷を負った一人の骸があった。
「ご、主人・・・様?」
少女は骸に触れる。
冷たい感覚が指先から伝わる。
あぁ、もう生きてはいないだろう。
分かっているはずなのに。
少女はその骸から離れようとしない。
「ご主人様・・・うぅっ。」
少女は涙を流し骸にすがる。
そこに
「まだ敵がいるぞー!!」
「こっちだー!!」
少女は向かってくる敵の兵隊を睨んだ。そして・・・・・・
闇の年、刀人の消息が消えた。
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