第二節 絆と力
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「なんだ、早くしろ。」 「その、魔導は・・・ちょっと。」 「なんだ、聞こえんぞ。」 (はぁ、やっぱりか。) 「僕、魔導が・・・その・・・使えません。」 「なんだと!?お前、ならなぜこの試験を」 「試験内容を読み間違えました・・・」 「ええい!ならばここにいたら邪魔だ!とっとと帰れ!」 「はい・・・」 「まだ帰るには早ぇえぞ。」 声の方向、ここから数メートル先に一人の青年が立っていた。
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