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「……はぁはぁ
や、やったのか?」
和樹は動かない化け物を心配そうな顔で眺めている
『そんだけやれんならいつも試合中にやれよな』
呆れながら和樹を見た
そして、我に帰り女の子に目を向けるとまだ恐怖で体が固まってる
和樹が彼女に近づき声をかけるとはっと気付いたように
「あ、ありがとう……」
すると緊張が溶けたのか彼女はばたりと倒れて眠るように気を失った
慌てて和樹は彼女にかけより体を揺すりながら声をかける
『目の前であんなことが起きたんだ……
気絶してもしょうがないだろ……』
俺は真っ赤な床に目を向けた
『とりあえずどっかに隠れるぞ
今回はたまたま倒せたけど、こんなん何匹もこられたらひとたまりもないからな
まだ周りは騒がしいし、化け物の叫び声でここに集まるかもしれない
早くここから離れよう』
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