序曲

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俺は彼女を背負い、武道場の裏口から外へと出た そこにはいつも通りの景色なんて一つもなかった ただ、運良く周りに化け物の気配はしない とりあえず安全な場所に行かなければ 「おいこれからどうすんだよ?」 『とにかく安全なとこに……』 「どこだよそれ?! 化け物がいない場所でもあんのかよ?」 和樹に当たり前の言われ口ごもっていると、車のカギを俺に見せてきて 「今日に限って車で来といてよかったぜ♪ とりあえず学校から離れようぜ」
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