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警察署まで5分少々
いつも学校へ行くのに通っていた道は全くの別世界に変わっていた
家は崩れ、周りには真っ赤な血の海
腕や下半身など俺達の目の前には現時ではあり得ないことになっていた
しかし目の前のすべてが現時だった
すると車の振動で気がついたのか車の後ろに寝かせていた彼女が目を覚ました
「……ん
こ、ここは?」
酷く怯えた表情で俺達二人を見つめ言った
「気が付いた?
これは俺の車ん中
とりあえず安心して大丈夫だ……」
和樹が彼女に声をかけると、さっきのことを思い出したのか突然に泣き出した
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