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俺の通う大学は夏休みに入り、大学ニ年の俺は毎日武道場で稽古に励んでいた
ニ年生ながらレギュラーに選ばれ、2週間後に迫っていた全国大会に向け練習に励んでいた
太陽の日差しが容赦なく降り注ぐので練習は昼で切り上げられ、俺はシャワー室へ向かい汗でベタついた体に冷水を浴びせた
「おい、祐斗
今日これからの予定は?」
シャワー室の更衣室で着替えをしていると和樹は髪を乾かしながら俺に尋ねてきた
『特にないけど
なんか面白いことでもあんのか?』
と尋ねるとにやにやしながらこちらを向き
「3時から女の子達と遊びに行くんだよ~
だから、な!
頼む!」
『…いやだね』
両手を合わせてお願いする和樹を無視してシャワー室を出た
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