紳士の弱味

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~ななside~ 9年前 「うっうっ うぇぇぇん 比呂士くぅん」 私はあの時 迷子になったんだ 比呂士君と遊んでて いつのまにか 知らない所に来ていたんだ 「ここどこぉ? 誰かぁ」 平日だったため 誰にも気づいて貰えなかった でも 柳生「ななさん!    どこですか?」 そう 比呂士君が 迎えに来てくれたの 「比呂士くぅん!」 私の声に気づいて 比呂士君は私を見つけてくれたの 柳生「ななさん!    良かった    怪我してないですか?」 比呂士君が来てくれた 嬉しいさで また泣いちゃったんだ 私が泣き止むと比呂士君が 柳生「ななさん、    一つお約束しません?」 「お約束?  うん、する!」 そしたら 比呂士君、こう言ったんだよね 比呂士「僕はななさんの笑顔が 大好きです! だから泣かないで、でもどうしても泣きたくなったら 僕の所に来て、 僕が ななさんを慰めるから!」 あの時は 嬉しかったなぁ 「うん! じゃあそのお約束 守れたら ななと結婚して!」 私が 言ったら 比呂士君 顔を真っ赤にして 柳生「はい! 18才までのお約束です!」 … 屋上 あぁ 約束破っちゃった まぁ 振られたんだし 当たり前かぁ てか 真田に怒られないかな? まぁいっか ガチャッ やばっ 誰か入ってきた?
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