26人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
その頃の私は
皆より一足先に部室に着いており
朝練の支度をしていた
すると
♪ピロリロリン ピロリロリン♪
と聞きなれた音楽が聞こえた
「電話?こんな朝早くから誰だろう?」
赤也の遅刻します電話は
もっと遅い時間だしなぁ
と
呑気なことを考えていた
パコっ
私は携帯を開き
誰からか見た
すると
柳からの着信であった
私は頭に?を浮かべながら
電話に出た
「 もしもし
どうしたの
柳?」
私の語尾に被せるように
柳「大変だ!精市が倒れた!」
いっしゅん
頭が真っ白になった
頭で考える前に
脳が拒否したのだ
柳「詳しいことは、後で話す。 だからお前は…
その後
柳が何を話していたかは
覚えていない
ただ無我夢中で
柳が教えてくれた
病院に向かった
最初のコメントを投稿しよう!