九ノ歌 【 小野小町 】

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だけど、それも、もう過去のこと… 私は、帝との間に子を成すことができなかった 「小町… お主の美貌と知性には他の誰も適わぬな 私の…私の可愛い小町…」 生前、帝が私に言ってくださったお言葉… このお言葉通り、帝は私のことを溺愛されていた それは、この心が痛くなるほど、身に感じるものだった .
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