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先日みたいに物音を気にする必要はないので、普通に歩いて花蓮さんに向かって歩く。
何度か木の枝を踏んだりして音がしてるので、花蓮さんが俺が来たのに気づいたようで、俺の方をじっと見つめている。
違うな、見つめているじゃなくて睨んでるって言った方が正しそうだ。
あの睨み方だと軽く花蓮さんは怒ってるな。
多分だけど、俺が花前に立ってからの花蓮さんの第一声は、
『アンタみたいなクソ虫が風情が私を待たせるなんて、ふざけるのも大概にしなさい』
多分こんな感じだと思う。
さぁ、俺の予想は当たるかな?
なんてあらかじめ酷い言葉を予想して、少しでも花蓮さんの暴言による精神的ダメージを少なくしようと努力しながら花蓮さんの前に立つ。
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