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「そこのマダ男。その汚ならしい手を葛西さんから離しなさい」
「マダ男?」
「あぁ。全く使い物にならない、ダメな奴と言う言葉だけじゃ収まりきれない程のくず男の略よ」
はい、最高の暴言をありがとうございます。
「お、お前ちょっと顔が整ってるからっていい気になるなよ?」
花蓮さんの暴言により、成井は詩織から手を離して、花蓮さんの方に体を向ける。
そして花蓮さんの目の前に立ちながら、
「お前、あまり俺を怒らせない方が身の為だぞ?」
「うっさいわね。アンタの腹の中が黒いからなのか知らないけど、息が臭いから近寄らないでちょうだい」
花蓮さん無双炸裂。
しかしこれは成井が逆上しかねない、いざとなったら俺がなんとかしないとダメかも。
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