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「その動物を傷つけるバカな奴を捕まえるから、アンタも手伝いなさい」
ほらね、俺の思った通りだ。
でも奇遇だな、さっき詩織の話を聞いてから、
「俺もそのバカな奴を捕まえて、説教したいと思ってたんだ」
こうして俺の初めてのお手伝いの幕が開ける。
けれど、犯人を探すのはいいんだけどさ。
「ちょっと手がかりが少なすぎる様な気がする」
「緋地も大概バカよね。なんの為に私の能力があると思ってるのよ」
そっか、花蓮さんの能力=動物と会話が出来る。
それなら上手く犯人探しが出来るかも知れない。
「幸い、怪我した猫の容態は安定してきてるわ。この分なら明日辺りにでも詳しい話を聞けそうだから、緋地、明日になったら私の家に集合ね」
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