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「花蓮さん‥‥‥なんかこれ以上耳を引っ張られたら、なんだか俺落ちちゃう気がするから、マジで止めてほしいんだけど」
「もう落ちようがないのに、なにをバカな事を言ってるのかしら。でもいいわ、そろそろ私もアンタの汚い耳を触るのも手が汚れるから止めようと思ってたし」
この花蓮さんの罵声が心地よく聞こえてくるんだ。
既に俺はなんだか危ない性感を手に入れてるんじゃないだろうか。
いやいや、俺は至って普通の性感の持ち主。
俺は女の子のおっぱいと唇が大好きなんだ。
自分の中で、再度自分の存在意義の確認を、このように、
「なに立ち止まってんの? 置いてくわよ」
と花蓮さんに声をかけられるまで続けた。
俺、普通の男の子だよね?
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