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一刻も早く動物がいるであろう場所に行きたいけど。
どこにいるのか詳しい場所が分からない。
「花蓮さん。まだ悲鳴は聞こえてる?」
「‥‥‥聞こえないわ」
それは上手く逃げれたからだろうか?
それとも‥‥‥
ダメだダメだ、そんなマイナス思考じゃいい結果を望めないぞ。
だから俺は走る、動物達の為に。
と、思っていたら花蓮さんが走るのを急に止めた。
「どうしたの? 見つかったの?」
「違うわ。また聞こえたのよ。さっきよりしっかり『助けて』って」
「という事は直ぐ近くに動物達がいるって事?」
花蓮さんが頷いたのを見て、再び力が湧いてくる。
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