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「アンタはこの張り詰めた空気の中なにを口走ってるのよ」
「だ、だって‥‥‥」
花蓮さんに話しかけられる寸前まで、花蓮さんのおっぱいに気を取られてたんだもん。
「アンタはあれね。シリアスな空気を壊すのが得意なシリアスブレイカーね」
なにそのどこぞの学園都市の無能力者みたいな呼び名は。
「俺は別に悪気あって言った訳じゃないよ」
「悪気があったらぶっ殺してるわよ」
で、ですよね。
なんて、自分がどのような状況にいるか一瞬忘れてたんだけど。
ナイフを振りかざしながら、コッチにレインコート野郎が来てるのを見て自分が置かれてる状況を思い出す。
よ、よし。花蓮さんは女の子だし、危ない事はさせたくないから、俺が頑張らないと。
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