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「なんで動物を傷つける様な真似をしたんだよ」
「お前には関係ないだろ」
「ははは。面白い事を言うんだな。声を出せない、助けも呼べない動物相手に優位な立場に立って傷つける。そんな最低野郎がどの口で言ってるんだ?」
「う、うるさいうるさいうるさいうるさい」
どうやら俺の言葉が気に入らなかったんだろう。
成井はがむしゃらに腕を動かしてなんとか逃げ出そうとする。
だけど俺が膝で成井の両腕を抑え込んでるから逃げ出せないんだけど。
だけど成井を抑え込んで、安心していた俺はこの時すっかり忘れていた。
成井の右手には果物ナイフが握られていた事に。
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