眠れる森の緋地

2/14
前へ
/249ページ
次へ
懐かしい光景だった。 ジャングルジムから落ちて俺は、病院で入院するという非常に退屈な時間を過ごしてた訳だ。 「‥‥‥」 特になにもする事もなく、ボーッとベッドに寝転がり時間を潰していた。 唯一の楽しみと言えば、ナースさんの制服姿と揺れるおっぱいを見る事ぐらい。 そんな退屈な入院生活が変わったのは、病室に俺と同い年ぐらいの可愛い女の子が入院しに来た時から。 その女の子は凄い静かで、ベッドの上でずっと本を読んでいた。 俺としては同い年ぐらいの女の子が来てくれて、友達が出来ると思ってたから楽しみだったのに。 俺が意を決して友達になりたいと、話しかけても無視される始末。
/249ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1851人が本棚に入れています
本棚に追加