眠れる森の緋地

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「あら。やっと思い出したの? 度忘れ変態クソ虫」 「って、本当にちーちゃんなの?」 「だからそう言ってるでしょ。言葉も理解出来ないの? もう救い用がないわ」 本当に呆れた様にため息をつく花蓮さんを見て、なんか変に安心した俺はなんなんだろう。 花蓮さんの暴言を聞かないと、1日が始まった気がしないってか? いやいや、さすがにそれはないか。 だって花蓮さんがちーちゃんだった、とかかなり衝撃的な事実を知ってパニクってる訳ですよ。 なんかパニクり過ぎてなにを聞いたらいいのか分かんないけど。 ‥‥‥そうだそうだ。 成井の件がどうなったか聞かないといけないんだった。
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