こうなったら、もうどうにでもなってください

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「か、花蓮さん?」 「‥‥‥!?」 声をかけてようやく花蓮さんは俺の存在に気づき、ビクッとしながら俺の方に顔と体を向けた。 「み、みみみみみ」 「み?」 「み、見た?」 花蓮さんもパニクる事があるんだ、じゃなくって。 花蓮さんはなにか見られてまずい事でもしてたんだろうか。 でもまぁ、どっちにしろ。 「特になにも見てないけど」 俺はなにも見てないから関係ないんだけど。 「そ、そう」 しかし花蓮さんは本当にホッとしたように息を吐いた。 「ならいいのよ。ほら、そろそろ昼休みが終わるわよ。早く教室まで案内して」 「う、うん」 花蓮さんがなにをしてたのかは気になるけど、取りあえず花蓮さんへの校舎案内はこれで終了って事でいいのかな?
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