詩織と一緒に買い物ターイム!

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詩織から受け取ったシャーペンを持ってレジに行こうとすると、 「ちょっとひー君? 私、自分の分は自分でお金払うよ?」 詩織に片腕を掴まれて、レジに行くのを止められた。 まぁ、詩織の性格上こうして俺がお金を払おうとしたら止めようとしてくるのは読めていたさ。 詩織に上目遣いという必殺技があるように、俺にも詩織に使う必殺技があるんだよ。 ふふふ、今からその必殺技をお見せしよう。 まず、詩織の両肩に自分の手を置いて、そこから詩織の目を見つめながら、 「俺は詩織の為にシャーペンを買いたいんだ。いつも詩織に迷惑をかけてるお詫びとしてさ」 別に言葉が必殺技な訳じゃないよ? 詩織の場合、俺から顔を近づけると、何故か言う事を聞いてくれるんだよ。
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