詩織と一緒に買い物ターイム!

16/43
前へ
/249ページ
次へ
「あ、あの。ひー君?」 「やはりここはストレートに‥‥‥うん? 決まったのか?」 おっと危ない、詩織が話しかけてきたから、思わず心の声が言葉になって出ちゃったよ。 しかしまだ詩織は不思議そうにしてるだけで、追及してくる様子はない。 ふぅ。 「それで、どこに買い物に行きたいんだ?」 「う、うん。その、‥‥‥売り場」 「悪い。よく聞こえなかった」 「だから‥‥‥水着売り場」 今度は小さい声ながらも俺の耳に詩織の答えが入ってきた。 そうか水着売り場に行きたいのか‥‥‥ 「って水着売り場!?」 「新しい水着が欲しいなって思って。ダメかな?」 「全然ダメじゃない。ていうかありがとうございます」 本当にありがとうございます。
/249ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1851人が本棚に入れています
本棚に追加