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幸せな気分に浸っていると、試着室のドアが開いて、ワンピース姿に戻った詩織が俺の前までやってくる。
「お待たせひー君。目をつぶってるけど、どうしたの? 私が待たせ過ぎちゃって眠くなっちゃった?」
「大丈夫。別に眠い訳じゃない。それより本当に俺が買わなくてもいいのか? 俺からのプレゼントって事にしてもいいんだぞ?」
「ありがとうひー君。でもそれだと勿体なくて着れなくなっちゃうから。この水着は自分で買うよ」
「そっか。なら買いに行くか」
こうして無事に詩織に黒ビキニを試着させるというミッションを成功させ。
なおかつこれからいつでも見れる様に、手に入れてもらうというミッションを成功させた俺に誰か盛大な拍手を頼む。
それぐらいの功績を俺は残したはずだ。
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