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「まぁまぁ。久しぶりにちょっと寄ってみようぜ」
「ちょっと、ひー君‥‥‥もう!」
もうこうなったら強引にという事で、詩織の手を掴んで公園の敷地内に入る。
「この公園に来るのなんていつ以来だろう」
「う、うん。それよりひー君‥‥‥あの、手を‥‥‥」
「わ、悪い」
なんで手を掴んだだけで照れてるんだよ詩織は。
おかげで俺まで照れるじゃんか。
しかし、これはいい傾向だ。
さっきの詩織からの『Hな事を考えてたでしょ?』追及がうやむやになってきてる。
このまま思い出話をしながら、完璧にうやむやにしてやるぜ。
その為にまず公園内をグルッとひと周りしようか。
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