花蓮さん、マジっすか?

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よ、よし。花蓮さんに質問するぞ。 「あらゴミ虫じゃなくて、名前を忘れちゃったからゴミ虫のままでいいわね。なんでそこに突っ立ってるの? アナタが立って私の視界に入るだけで、私に精神的なダメージが強く与えられるから止めて欲しいんだけれど」 いきなりの先制パンチ、相変わらずの鋭さ、見事です。 でもここでめげちゃダメだ。 頑張るんだ、俺! 「あ、あの花蓮さん?」 「あら。なにを勝手に私の名前を呼んでるのかしら? ゴミ虫風情が私の名前を呼ばないでちょうだい」 心が、俺の心が砕けた音がしたよ? もういいよね? 俺、十分頑張ったよね? もう俺疲れちゃったよ。
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