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「…咲夜だ」
「咲夜か、いい名前だな」
何となく咲夜にしっくりとくる名前だと思う。
こいつが闇に染まっている人間だから、夜と言う単語を関連付けてそう感じるのかは分からないが、似合っているとは思う。
して、此処で思ったのが。
俺は何でこの世界の言葉を理解出来ているのだろうか?
今こいつが咲夜と言う感じを使ったところで今初めて気付いた。
…なんでだ?
そのまま一人で言葉が理解できる事に付いて考えていたが当然のごとくその答えは出てこない。
最初から前の世界と同じ言語なのか…はたまたこの世界に来た時に何らかの影響、魔法を使われていたのか。
そのどちらだとは思うが…まぁ一番有力なのは後者だろう。
あの時翔の姫様とかの言葉を理解していたからな。
あの魔法陣に言葉をどうにかする魔法が組み込まれていたんだろう。
なんてたって魔法だからな。何でもありだ。
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