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「なぁ、お前の主は何で俺の事を知っているんだ?後俺を連れてくる目的はなんだ?」
少し可笑しくなった空気を改め、シリアスに持ち込む。
まぁこれとばかしは咲夜も教えてくれないだろう。
「…」
案の定というべきか、咲夜は口を開こうとはせず、暫くの間無言を通す。
「……い」
「は?」
暫くの間、咲夜が口を開くことを待っていると、ボソっと何かは聞こえたが、何を言っているかはわからなかった。
そのためか俺自信間抜けな声を出してしまう。
「知らないと言っているんだ!」
そんな俺の態度が気に食わないのか声を荒らげる咲夜。
何を言っているのか聞くためにテーブルから体を乗り出し、耳を近づけていた為に耳に大ダメージだ。
頭の中に咲夜の怒鳴り声が響き渡り、キンキン鳴っている。
「いきなりなんだ!」
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