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余りにも無防備の状態でくらってしまったために結構ダメージがでかい。
流石にイラついた俺も声を荒げてしまう。
「知らないと言っているだろう!私も何も聞いていないんだ」
…は?聞いていないって…。
「…お前は情報ナシの状態で俺に接触したってのか?」
「そ、そうだ…悪いか!」
こいつ…本当に馬鹿なのか?
技量は確かにあるかもしれないが、頭の方は駄目な子かもしれない。
あれだ、巷で人気の阿呆の子だ。
「当たり前だろ。お前、自分がどんなに危ない事をしているのか分かってるのか?」
俺が人に説教なんて可笑しいとは思うが…。
流石にこいつの今の行動には納得がいかない。
俺もこいつと同じ誰かを探す仕事を翔のオヤジから任された事があったからだ。
その当時の事を言うならば、当然のごとく俺は相手の情報を教えられなかった。
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