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その全ては俺が全部解決しているが、そのせいで腕の骨が折れたり死にそうになったりとかなり痛
い目を見てきたのが俺だ。
何で俺がこいつの面倒ごとを引き受けているのかと言えば、こいつの親と俺の親が同じ会社の人間であり、そして家もお隣同士だ。そして俺のオヤジはかなりの無能人間。此処まで言えばわかるだろう?
オヤジの首を繋げる変わりに俺がこいつの護衛をしてるって事だ。普通ならその手の人間に任せればいいと思うかもしれないけど、俺自信普通の高校生じゃないからな。
まぁ…何が言いたいのかと言えば、俺の命を危険に晒す事を運んでくるこいつが嫌いだと言う事だ。尚且つ此奴は自分の周りに何も起きていないと思い込んでいるから俺の感情に拍車をかけている。
「一緒に帰ろうよ!」
本当なら断りたい。断りたいのだが、先程も言ったとおり俺は護衛として雇われている人間であって、断る訳にもいかない。
そして此処で断れば教室の中で俺の方を睨んでいる女共から何を言われるかわかったもんじゃない。
「分かった分かった。いいから離れろ」
子犬のようにすがりついてくる翔の肩を掴み無理矢理引き剥がす。
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