ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」【笑い?】

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そんなこんなで、ゾンビの街は おもちゃ箱をひっくり返したような状況になっていた そして、また幾年かの時間が流れると 赤道周辺に 天をも貫くような巨大な建造物が完成した 軌道エレベーター 人類が到達し得なかった夢を ゾンビたちは成し遂げたのである 自らの身体をサイボーグにした技術者ゾンビたちは、自分が見た漫画やアニメに出てくる 宇宙要塞を作りたいなぁ という気持ちが強くなっていた そして有志を募り 長い時間を自分の趣味に捧げた結果 完成したのである    ゾンビたちは夢と浪漫で生きている そしてそれに全力を注げる存在であった 色々と探索できる範囲は広がった 宇宙、深海 ゾンビたちの探究心はどんどん上がっていったが 別に、財産を増やしたいとかそういう気持ちはなかった なので、探検した新発見を発表はするが それをどうこうしたいという考えは薄い 知識は広がるが 生活水準が一定を超えているため ゾンビの生活が豊かになることは 実感できる範囲では 向上しなかったというか 誰も困らなかった どのくらいの月日が経ったのだろうか 地球を取り巻く 人工リングが完成してから10周年 月と地球の行き来が3日でできる時代に タイムホールが開いたのだ
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