ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」【笑い?】

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ゾンビたちはその球体に興味津々だった この世の終わりか、それとも未来からのメッセージか 様々な憶測が飛び交ったが とりあえず触ってみようという意見になった さっそく、連邦政府から 専門家とサイボーグ兵士の部隊で球体を取り囲んだ 専門家はこの球体は安定している 触っても大丈夫だと意見した サイボーグ兵士は 旧時代の文化である 胸で十字を切るしぐさをして 球体に触った 触れた瞬間  黒い球体はカラスが砕けたようにバラバラになった 専門家と兵士はビビったが 壊れた球体の中から 誰か倒れているのに気づいた ゾンビ「お、おい・・・あれ・・・もしかして 人間じゃないか!!?!?!」 球体の中にいたのは  中学生くらいの少女が倒れていた 取り囲んでいたゾンビたちはどうすればいいのか分からなかったが とりあえず保護した 少女はさっそく最新鋭の病院へと運ばれた 連邦政府のお偉いさんは大騒ぎだった 人間は滅んだと思っていたのに、まさか人間が出てくるなんて とりあえず少女が目を覚ましたらどうしようか話し合ったが 一人のゾンビが ひとつの不安を漏らした 「もし、あの少女が目を覚ましたら・・・我々は、文化に興じ知的に過ごしてきた時代を捨てて」 「また、醜く血肉をさまよう時代に逆戻りするではないだろうか・・・」 連邦政府の議会は 急に静まり返った
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