ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」【笑い?】

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医者たちは少女が怖がる理由は 自分たちがゾンビだからという すごく初歩的な問題に気がついた 「そう言えば、俺達って人間襲ってたんだよな・・・」 かつて自分が自分が逃げ惑う人々を 手を前にして 「おーーあーーー」と唸りながら 追い回していたことを思い出した なんとも昔の懐かしい記憶だが 医者は特に少女に噛み付こうとか そんな気持ちにはならなかった というのも、ゾンビ返りをを恐れた政府の人間により 歯は全部 人工の柔らかいスポンジのようなもの取り替えられ  顎にはリミッターがついており 一定の圧力しか出ないようになっており 全身をサイボーグ手術により、脳みそくらいしか 元のパーツがないくらい 徹底して 人工物に変えられていたのだ 例え間違いが起きても大丈夫なように 少女との接触(運搬するとき直接触れてる)やここでの会話で過去を思いだしたが 医師たちは特に、ゾンビに逆戻りという事はなかった どうやら杞憂だったようだ 「あんしん して わたしたわ ぞんびですが あなたを おそわない」 少女にそう告げると 少女は怯えながら 医師たちの優しい笑顔を見て とりあえず信じてみようという気になった それから、少女は ゾンビ 地球連邦政府に迎え入れられることになった 最初はマスコミがこぞって来たが、少女のプライバシーを守るために報道規制がされ 少女は今どうなっているのかは徹底して守られた いつしかしか、少女のことは世間から忘れ去られていくことになる
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