ヒッチハイク【恐い系】

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「おっ♪おっ♪おま○こ おま○こ 舐めたいなっ♪ペロペロ~ ペロペロ~」 男友達だけの集まりになると、いつもカズヤは卑猥な歌を歌いだす。その夜もカズヤは歌いだした。 その日の夜は、2時間前に寂れた国道沿いのコンビニで降ろしてもらって以来、中々車が止まらず、 それに加えてあまりの蒸し暑さに、俺達はグロッキー状態だった。 暑さと疲労の為か、俺達は変なテンションになっていた。 「こんな田舎のコンビニに降ろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。  これならさっきの人の家に、無理言って泊めてもらえば良かったかなぁ?」とカズヤ。 確かに先ほどのドライバーは、このコンビニから車で10分程行った所に家があるらしい。 しかし、どこの家かも分かるはずもなく、言っても仕方が無い事だった。 時刻は深夜12時を少し過ぎた所だった。 俺たちは30分交代で、車に手を上げるヤツ、コンビニで涼むヤツ、に別れることにした。 コンビニの店長にも事情を説明したら、 「頑張ってね。最悪、どうしても立ち往生したら、俺が市内まで送ってやるよ」と言ってくれた。 こういう、田舎の暖かい人の心は実に嬉しい。 それからいよいよ1時間半も過ぎたが、一向に車がつかまらない。と言うか、ほとんど通らない。 カズヤも店長とかなり意気投合し、いよいよ店長の行為に甘えるか、と思っていたその時、 1台のキャンピングカーが、コンビニの駐車場に停車した。 これが、あの忘れえぬ悪夢の始まりだった。
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