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勇者「…………」スー……プハー
王様「……この度は……誠にその……」
勇者「あー、そういうのいいっていいって」
王様「ですが……なぜ皆様は、その、討ち死にを?」
勇者「ほんじゃその辺りも含めて、メシでも食いながら説明しようか。正直、俺ハラ減って死にそうなんだわ」ぐきゅるる~
王様「も、申し訳ございません! 誰ぞ! 誰ぞあるか! 勇者様の凱旋じゃ! 宴を開け!!」
兵士「ハハッ!」
勇者「…………」プハー
宴の場
勇者「うめえうめえうめえ」ガツガツガツガツ
姫様「まあ、勇者様は健啖ですのね」
勇者「この商売、食えるときに食っとかないとねー」ガツガツガツ
姫様「勇者様、こちらの品も美味しゅうございますわよ」
勇者「へー。どれどれ……お、ほんとだうめえ」ガツガツガツ
姫様「あらあら。お食事は逃げませんわよ?」
勇者「……んなこたねえよ」
姫様「え?」
勇者「…………」ガツガツガツガツ
王様「おお、こちらにいらっしゃったか勇者どの。おや? 姫もこちらにいたか」
姫様「はいお父様。勇者様ったら、わたくしとのお話よりも、お食事のほうが楽しいようで。まさか豚の丸焼きに嫉妬するとは思いもしませんでしたわ」
王様「はっはっは。きっと勇者様も照れているのだよ。姫の美しさに」
姫様「まあ。そうなんですの勇者様?」
勇者「あー、そうっすね。そうだと思いますはい」ガツガツガツ
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