神崎朱音のepisode.2

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朱音はベッドに入ると、色々考えていた。 麻と音信不通になったら? 麻がうちを好きじゃないと言ったら? うちが麻を好きじゃなくなったら? 考えてる間に朱音は寝てしまった… 深夜12時ぐらいのこと、朱音が急に起き上がった。 様子がおかしい… 「あかにゃん?起きたの?」 口をパクパクさせて、何か言っている‥ 「息が、出来、ない」 「え!? 落ち着いて、深呼吸して」 試みてみるが、肺が空気を受け入れず、すぐに出てしまう。 く首を振って無理と朱音は意思表示。 「やめてよ… ゆっくり呼吸するんだよ」 「呼吸って、どうするの?」 「空気を吸って吐くんだよ 大丈夫、しゃべれてるんだから」
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