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ー宿屋ー
ク「よっしゃおれの勝ちな」
カ「ゼーゼーおい、なんでいきなり走
り出すんだ」
ク「だらしないな、そんなんで息
切れかよ」
カ「んだとこっちは荷物持っている
んだぞ」
そう言うが早いかカムイは両手に持
つ大量の荷物(クラインの食料)
を見せる
ク「わり、わり」
後ろに居るカムイの方を振り向き
言った。そしてふいに真顔になって
「誰かに見られていた」
カムイはその言葉にぎょっとした。
確かに見られていたかも知れない
だが今は年に一度の祭りの日
それに昼間の大通り人は沢山いた
他国の人も大勢いた
だかクラインの服は少し独創的だ
周りの視線を少しは
集めていた
だかそれではない なら誰だ!
ク「おーいカムイおーい」
カ「....。」
ク「おい」
声と共に考え込んでいるカムイの後
ろに周り込み膝かっくんを喰らわす
カ「ふぎや」そのまま倒れ込む
カ「なにしやがるんだ」
ク「返事しないほうが悪い」
カ「そうか」
自分の失敗は素直に謝る誰かとは違
う
カ「んでなんだ」
ク「だから誰かにじーと見られてた
んだよ。だから撒くために走った」
カ「そうかで、撒けたか?」
クラインはざっと周りを見渡し
ク「まぁ大丈夫だろ」
カ「いいのか」
ク「んなにが?」
カ「ばれたんじやないのか」
ク「んなわけねぇよ。この国じゃま
だ一度もしてねぇから」
カ「そういう問題か?」
ク「まぁばれたらばれたまでだ。
さっきの話は部屋でするぞ」
カ「了解」
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