序章

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ー宿内ー ク「女将、ただいま」 お「おかえりー。 おや、カムイ君また沢山持っている ね、なんだいそれは?」 カ「こいつの食いもんですよ」 苦笑混じりにクラインを指差した ク「こら、人に指指すな」 カ「はいはい」 お「あははは。 あんたら本当仲がいいね」 ク「そりゃ相棒だからな」 お「そうかいそうかい そういやあんたらの仕事は何なんだ いい加減教えてくれよ」 ク「お!女将知りてぇか? なら教えてあげよう 何を隠そうこの俺こそ泣く子も.... 「うわぁ待て待て待て待て~」 いうか早いがクラインの口を塞ぐ カ「何やってんだよ、あんた馬鹿か なに言い出すんだ」 カ「フガフガフガ(ワリーワリー)」 お「?なんだい?」 ク「いえ何でもありません」 カ「そ、そうそう ただの大道芸人ですよ」 カ「泣いている子も途端に笑うね」 カ「そうそう」 お「そうかい」 疑うことはしないようだ お「それより、 ここの飯は不味いかい?」 ク「な、何でだ?」 お「そんなに食いもん買ってきてそ う思うのは当然だろ?」 ク「違う違う、 女将の料理は旨いよ」 カ「そうそう、ただこの国に来るの が初めてだから色々食べたいみたい んですよ、こいつが」 クラインを指差した ク「こらまた人に指指すな」 カ「はいはい」 お「あははは、そうかいそうかい ならいいよ」 ク「それじゃ俺たちは部屋に行きま す」 お「はいよ。ほいカギ」 カ「ありがとうございます」 そう言ってカギを受け取った
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