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ジジッジジジジッジジ
蓮「ん?」
視界が変わる。
そこは先程までいた人気のない道ではなかった。
蓮「は?」
辺りを見渡すとそこはアパートの一室らしき場所。
広さは10畳くらいだろう。
何もない...。これが第一印象だ。その部屋にはテレビなどの家具が全くなく、誰も住んでいなさそうな部屋だった。
蓮「........」
思考回路が停止する。
意味がわからん!!さっきまで外にいたのに今はどこだかわからない場所にいる。
蓮「あ!?」
蓮はあることに気がついた。
蓮「腕が....」
折れていたはずの左腕がなんともなかったように無傷だった。
動かしても痛くない。むしろ、正常に動くだけで驚きだった。
蓮「なんで?.....は!」
もうひとつ思い出した。
蓮「片所?」
目の前にうつ伏せで転がるでかい図体の塊。
蓮「.....。まぁ、自業自得だな。こっちの怪我も何故か治ったし多目に見といてやるょ♪」
あきらめた。片所は死んでいる。ただの肉の塊になったんだと....。
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