第1話 「俺は生きてるって」

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ジジッジジジジッジジ 蓮「ん?」 視界が変わる。 そこは先程までいた人気のない道ではなかった。 蓮「は?」 辺りを見渡すとそこはアパートの一室らしき場所。 広さは10畳くらいだろう。 何もない...。これが第一印象だ。その部屋にはテレビなどの家具が全くなく、誰も住んでいなさそうな部屋だった。 蓮「........」 思考回路が停止する。 意味がわからん!!さっきまで外にいたのに今はどこだかわからない場所にいる。 蓮「あ!?」 蓮はあることに気がついた。 蓮「腕が....」 折れていたはずの左腕がなんともなかったように無傷だった。 動かしても痛くない。むしろ、正常に動くだけで驚きだった。 蓮「なんで?.....は!」 もうひとつ思い出した。 蓮「片所?」 目の前にうつ伏せで転がるでかい図体の塊。 蓮「.....。まぁ、自業自得だな。こっちの怪我も何故か治ったし多目に見といてやるょ♪」 あきらめた。片所は死んでいる。ただの肉の塊になったんだと....。
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