301話:チャンポン

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30分前 佐賀「お腹減ったな」 長崎「じゃあさ、行きたいとこあるけど行く?」 佐賀「食い物屋か」 長崎「…言い方古い…」かな? 佐賀「そうか?」 長崎「時代感覚が…」 _______________ 長崎「2つね」 店員「あいよ」 佐賀「勝手に決めるな」 長崎「えーでもどれも同じようなものだし」 佐賀「おいおい、少しくらいメニュー見せてくれい」 長崎「いや!これが一番美味しいから!」 佐賀「なんじゃそりゃ。個人的主観かよ」 長崎「あーもう!判ったよ!」 佐賀(?) 長崎「不味かったら私が全額払うからねっ!!」 佐賀(そっちかよ!それに凄く自信あるな!) そして、今に至る 長崎「…」 佐賀「…」 長崎「…何か会話してよー」 佐賀「喉に詰まるぞ」 長崎「…チャンポンで?」 佐賀「…あー何も聞こえない」 長崎「…野菜がウン十種類入って具だくさんだけどさ」 佐賀「それ関係無い」 長崎「あーそう…文句言うなら食べないで」 佐賀「話飛躍するな」 長崎「ここでこのチャンポンのルーツを…」 佐賀「元が福健料理なのは知ってる」 長崎「…もういいよ!!…私なんか用無しなのよ!!」 佐賀「拗ねるな拗ねるな」 長崎「謝ってよ!!」 佐賀「…」 長崎「頑固者っ!!馬鹿っ!!帰れっ!!」 佐賀「頑固者なのは認めるが聞き捨てならん」 長崎「誰のせいよ~!!」 店員「店の中で喧嘩すな」 長崎「…」←何故か一気に落ち着いた 佐賀(店員すげえ) 長崎「…言い過ぎた。でも私の気持ちも考えてもいいじゃない」 佐賀「そういうのはイマイチ苦手だ、スマン」 長崎「…はあ」
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