0人が本棚に入れています
本棚に追加
それから、毎日来ては食事を毎食分置いていったり、たまにその合間に犯して王の体を汚していくイヴァン。
この方法でしか、王を繋ぎ止める事は出来ないのだろうか。
そう思い始めたその時である。
王が、叫んだ。
「もう我は限界ある!いつまでここに居ればいいあるか!菊の無事な姿を見せるあるよ!!菊に早く会いてぇある・・・」
いつもはあまり見せない、落ち込んだ表情を見せる王。
精神が病んで来ているのか、それともそこまで気が回っていないのか。ともかく、そんな顔の王は見たくなかった。でも。
「駄目だよ、王君。僕の気持ちをわかってくれるまでは」
自分ひとりで想っていても、実らなければ意味がない。
そう考えるイヴァンに、王は。
最初のコメントを投稿しよう!