崩壊への一歩

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それから、毎日来ては食事を毎食分置いていったり、たまにその合間に犯して王の体を汚していくイヴァン。 この方法でしか、王を繋ぎ止める事は出来ないのだろうか。 そう思い始めたその時である。 王が、叫んだ。 「もう我は限界ある!いつまでここに居ればいいあるか!菊の無事な姿を見せるあるよ!!菊に早く会いてぇある・・・」 いつもはあまり見せない、落ち込んだ表情を見せる王。 精神が病んで来ているのか、それともそこまで気が回っていないのか。ともかく、そんな顔の王は見たくなかった。でも。 「駄目だよ、王君。僕の気持ちをわかってくれるまでは」 自分ひとりで想っていても、実らなければ意味がない。 そう考えるイヴァンに、王は。
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